ワーケーションフラノ

EXPERIENCE
体験記事

Furano ✖️ Workation Vol.98

富良野でワーケーションした方の体験談です!

期間 2025年2月6日(木)〜2025年2月9日(日)3泊4日
滞在地(市町村) 富良野市
同行者の有無 一人
主な行程 1日目:移動、ホテルでリモートワーク、富良野市長表敬訪問、懇親会

2日目:午前中は富良野自然塾で「ウッドバーニング」体験→Café Lounge “EVELSA”(カフェ ラウンジ エベルサ)でリモートワーク

3日目:富良野スキー場(スノーボード)

4日目:富良野スキー場(スノーボード)、移動

利用支援制度 富良野市ワーケーション展開費用助成金
利用ワーク施設 Café Lounge “EVELSA”HOSTEL TOMAR

【食】

到着初日に富良野市内の「居酒屋せーちゃん」で、他のワーケーション参加者や地元の方々との懇親会がありましたが、興味を引いた点は、写真の“でか盛りチャーハン”を筆頭に、サイズが大きな料理が出てくることでした。

焼鳥、豆腐サラダ、だし巻き、タコザンギなど他の料理もボリュームたっぷりで、お腹いっぱい食べたい方には大満足の内容でした。

お酒もたくさん飲んで、お会計は1人あたり3,800円程度とリーズナブルだったと思います。観光客よりも地元の方が通うお店の感じが好きな方は是非ご利用ください。

【自然】

富良野は四季で景色が大きく変わる街の一つです。道路も木々も家も車もすべて雪に覆われ、幻想的な雰囲気を醸します。

NPO法人 富良野自然塾でウッドバーニング体験時には、事務所前の木々を見て、トドマツの葉っぱをちぎって匂いをかがせてもらいました。リラックスできるような良い匂いがして気に入りました(精油の原料になるそうです)。

また、スキー場でオーストラリア人と一緒に滑っていた時に、トドマツの葉っぱを見つけたので、ちぎって匂いを嗅いでもらうと、彼も同じように感動し、発見と共有を通して富良野の自然の素晴らしさを体験することができました。

【アクティビティ】

3日目、4日目は会社の休業日でしたので、両日、スノーボードを満喫しました。

富良野スキー場は山が2つあり、北の峰ゾーンと富良野ゾーンがあります。ここは入場後に連絡リフトを活用し、行き来できる仕様となっておりますが、同行者の薦めもあり、雪質がよく、かつ難易度もマイルドだった富良野ゾーンの上部で何度も滑りました。

道具のレンタルは富良野市内のショップ「WAVES スキー&スノーボードレンタル」でスノーボードとブーツをレンタルしましたが、2日間で7,800円と格安でした。しかも、スキー場まで無料送迎もあり大変助かりました。

私は鹿児島県に住んでおり、近隣のスキー場は雪が多くないため、富良野の雪質はパウダー感が高くて感動しました。

富良野に1ヵ月以上滞在し、リモートワークと趣味のスノーボードのオン・オフで満喫されているワーケーション実践者もおり、富良野のスノーワーケーションの可能性を感じました。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「ウッドバーニング体験」に参加しました。

体験前は「ウッドバーニングって何だろう?」と思っていましたが、はんだごてで切り株に熱を加えて絵を描くというものでした。

スタッフの方から「さぁ自分の作品を作ってください」と言われたものの、イマジネーションが湧かず困っていました。外に出て一段と背の大きなトドマツを見上げると、背の低いところの枝は葉っぱが全て落ちていました。質問すると、「それは太陽が当たらず、葉っぱを残していても成長できないので、あえて落とすんだそうです。植物と人間は遠い存在のように見えて、人間社会でも同じように、やる気のある人にエネルギーを注ぐことで組織は成長していくもの・・・」とスタッフのお話も聞けて、自然と人間社会は近い存在であることを認識できたように思います。

野外の自然に触れるとインスピレーションが湧くと思いますので、ウッドバーニングの作業前に野外へ飛び出し、木々を見てみると良いと思います。

ここで製作したオリジナルの防草プレートは今年の7月30日(※日付は実施者が指定できます)の植樹時に利用されるそうです。絵心がある方は是非こだわりの作品を製作いただきたいと思いました。

【人】

今回で富良野ワーケーションによる訪問は3回目でしたが、毎回新しく出会う方々と仲良くなることに驚かされます。

今回はワーク&スノーボードを目的に富良野へ来ましたが、他のワーケーション実践者と一緒にスノーボードするなど楽しい体験ができました。富良野ワーケーションを通じて、人との繋がりが増えて、思い出に残りました。

【ワーク】

富良野駅から徒歩5分ほどにあるコンシェルジュフラノという観光案内所兼フリースペースの奥には、コワーキングスペース機能を兼ね備えた「Café Lounge “EVELSA”(カフェ ラウンジ エベルサ)」があり、1ドリンクオーダー制ではありますが、店内は電源コンセントもあり、Wi-FiI速度も早く、十分に仕事ができる環境であり利用しました。

冬季はスキー観光客で賑わう富良野ですが、日中はスキー場で楽しむため、カフェは空いており、店内の広いスペースで周りを気にせず仕事をすることができました。

店内はお洒落ですし、開放感があり、窓も大きく気分転換にぴったりなワークスペースです。個室ワークブースはありませんので、オンライン会議がたくさんあるようなワークには使いにくいかもしれません。

【滞在中に感じた課題】

■仕事面

今回は、シャワー・トイレ共同で個室がある「AK Star Hotel」へ宿泊しました。Wi-Fi速度としては客室内での仕事は可能でしたが、背もたれが無い椅子はワーク仕様で無いため、客室外の場所で仕事をする必要がありました。

以前、富良野ワーケーションした際に利用したコンシェルジュフラノ内の「Café Lounge “EVELSA”(カフェ ラウンジ エベルサ)」が使えることを知っていたため、宿から徒歩5分の同カフェで問題なく仕事はできました。

また、ワーケーション受入を担当する地域おこし協力隊に、ワークできる場所として富良野図書館を案内いただきました。金曜の午前中に訪問しましたが、広いスペースがある割には、利用者は少なく、オススメのワークプレイスであると感じました。

会議室も、1時間110円から借りられ、オンライン会議等、セキュリティに配慮したワークで利用できると思います。

■余暇面

二次交通の課題を再認識しました。海外の観光客(北の峰エリアに滞在)を含め、スナックやBARで閉店間際(深夜1時頃)まで飲んでいたところ、タクシーを呼んでも1時間待ちで、結局、タクシーで帰れたのは深夜2時頃でした。

タクシーの台数はあるものの、ドライバー不足でタクシーが少ないことを聞きました。人手不足は他地域も同様ですが、ライドシェアの活用や深夜の予約システムなど、観光満足度向上に向けて改善して欲しいと思いました。

【富良野でワーケーション!オススメです】

富良野市は夏のラベンダー、冬のスノーリゾートとして、日本でも有数の観光地であることから、この時期は宿泊施設を手配するのも大変であり、数カ月前から日程を調整しないと、希望する条件に見合った宿泊施設を確保するのが難しいと思います。

私は、春、秋、冬で富良野ワーケーションを実践してきましたが、富良野でワーケーションするなら、春と秋など、観光客が少ない時期がオススメだと感じました。

宿泊価格なども全然異なりますし、夜にタクシーが捕まらない問題も軽減されそうです。

冬に富良野でワーケーションするなら、観光・宿泊施設の人手不足が課題もあることから、“旅先ワーク”など、住み込みでリゾートバイトしながらのワーケーションに向いているかと感じました。実際、ホステルトマールでは、そういった方々が3名訪れているそうです。

一方、インバウンド(スイス、オーストラリアなど)の方に話を聞くと、富良野スキー場の雪質はレベルが高く、自国には無いレベルと話していたので、趣味がスキー/スノーボードの方にとっては、宿泊施設の手配は課題あるものの、スノーワーケーションでワークと趣味のオン・オフによる中長期滞在も魅力的な選択肢になるかと思います。

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