【個人】Furano ✖️ Workation Vol.121
富良野でワーケーションした方の体験談です!
| 期間 | 2025年11月12日(水)〜2025年11月16日(日)4泊5日 |
| 滞在地(市町村) | 富良野市 |
| 同行者の有無 | 会社の同僚 |
| 主な行程 | 1日目:移動/ふらのワイナリー見学/懇親会
2日目:ワーク/ふらのワイン勉強会/夕食会 3日目:ワーク/富良野チーズ工房見学/特産品探し 4日目:ワーク/富良野自然塾/ペアリング作成/ふらのワイナリー再見学・懇親会 5日目:発信・振り返り/移動 |
| 利用支援制度 | 富良野市ワーケーション展開費用助成金 |
| 利用ワーク施設 | 栞FURANO |
【食】
滞在中の夕食では、Furano French 岳にてコース料理をいただきました。
一皿ごとに食材選定や全体構成へのこだわりが感じられ、丁寧に調理された料理をゆっくりと味わうことができました。特に野菜の旨味が際立っており、北海道産食材の特徴をしっかりと体感できる内容でした。
最終日の昼食では、念願の唯我独尊を訪問。
オム+ソーセージカレーにベーコンを追加したメニューは、チーズ入りの半熟オムレツとの相性が良く、満足度の高い一品でした。ボリュームもしっかりあり、ワーケーションの締めくくりにふさわしい昼食となりました。


【自然】
ラベンダーや本格的な降雪シーズンとは異なる時期ではありましたが、富良野の自然は季節ごとに異なる特徴があり、その魅力を十分に体感できました。澄んだ空気の中、山々に囲まれた地形ならではの景観が広がり、雪をまとった山々が連なる様子は、非常に印象的でした。
富良野チーズ工房を訪れた際には、ちょうど雪が舞い始め、白樺の木々と相まって、富良野らしい自然環境を感じることができました。移動中や立ち寄り先でも、思わず写真を撮りたくなるような景色に多く出会い、日常業務では得られないリフレッシュ効果を実感できました。


【アクティビティ】
ふらのワイナリーの工場および富良野チーズ工房の見学を行いました。
自治体が運営する全国的にも珍しいワイナリーが誕生した背景やソムリエ資格をお持ちの市職員から、ワインの製造工程や種類ごとの特徴、さらには富良野ワインが抱える課題についてまで、幅広いお話を伺うことができました。
地域産業を育てるうえでの難しさや、行政・地域・民間が連携していく重要性を改めて実感するとともに、今後どのように地域の力になれるかを考えるきっかけとなった非常に有意義な時間でした。


【ゼロカーボン】
NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「ウッドバーニング(防草プレート)」製作体験に参加しました。
自然環境が人の生活に不可欠である一方、移動や宿泊といった日常行動がCO₂排出につながっている点について説明を受け、環境負荷との向き合い方を改めて考える機会となりました。
特に、旅行中に排出したCO₂を植樹によって相殺する「ゼロカーボン・トラベラー」の取り組みは印象的で、一人ひとりが小さな行動から環境保全に寄与する必要性を再認識しました。



【人】
今回のワーケーションでは、富良野市役所の皆さまや地域おこし協力隊の方々、そしてプログラムを通じて出会った参加者の方々と、さまざまな場面で交流を深めることができました。
日中のプログラムはもちろん、夜の時間には富良野ワインや美味しい料理を囲みながら、富良野の魅力から仕事の話、さらにはプライベートのことまで、ざっくばらんに語り合うことができ、一気に距離が縮まりました。
出会った方々は皆さん親しみやすく、とても温かい雰囲気で迎えてくださり、富良野への深い愛情や、人と人とのつながりを大切にする土地柄を強く感じました。プログラム全体を通して支えてくださった皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。


【ワーク】
午前中のワーク時間には、「栞FURANO」のコワーキングスペースを活用して業務に取り組みました。急遽オンラインでの打ち合わせが発生した場面もありましたが、フルクローズの個室ブースが完備されていたため、周囲を気にすることなく快適に参加することができました。
スペース内にはカウンター席だけでなく広めのテーブル席もあり、個人作業だけでなく、コミュニケーションや意見交換を行う場としても使いやすい環境で、充実したワーク時間となりました。



【滞在中に感じた課題】
今回の「ふらのワーケーションツアー」プログラムは、中3日が「午前ワーク・午後プログラム」という構成でしたが、実際に参加してみて、午前だけでは対応できる業務が限られてしまう場面がありました。
また、午後も続けてプログラムが入る形だったため、富良野を自由に巡る時間づくりがやや難しく、地域の魅力を自分のペースで感じる機会がもう少しあればと感じることがありました。
そのうえで、もし今後1日フリーの時間があると、より余裕をもって業務や余暇を調整しやすいのかな、と個人的には思いました。
ただ、その場合プログラムの時間が減ってしまうため、全体をある程度まとめる必要が出てくるのではとも感じています。
一方で、参加者それぞれに業務があることを踏まえると、お昼過ぎに少しだけワークの時間が取れるような構成だとありがたいのではないかと思いました。
時間の使い方に少しゆとりがあることで、富良野の魅力をより深く知るきっかけになったり、発見した魅力を発信しやすくなったりするのではないかと感じました。
【富良野でワーケーション!オススメです】
富良野には、ラベンダーや雪景色といった季節ごとの自然、地元食材を使った食事やワインなど、魅力的なものが本当にたくさんあります。そのため「何をおすすめしようか」と迷ってしまうほどですが、私自身がワーケーションを通じて一番良かったと感じたのは、多くの方とお話しする機会が得られたことでした。
慣れない土地で、新しい知識を得ながら、初めましての方々と交流したり意見を交わしたりする時間は、普段の生活ではなかなか得られない刺激となり、とても貴重な経験になりました。富良野の方はあたたかい方ばかりなので、交流の場に積極的に足を運んでいただきたいと思います。
また、個人的には富良野の野菜とワイン(特に「羆の晩酌」)がとても印象に残っています。訪れた際には、ぜひ一度味わってみてください!
