ワーケーションフラノ

EXPERIENCE
体験記事

【親子】Furano ✖️ Workation Vol.112

富良野でワーケーションした方の体験談です!

期間 2025年9月14日(日)〜2025年9月28日(日)14泊15日
滞在地(市町村) 富良野市
同行者の有無 夫+子2名
主な行程 1日目:移動、回転すしトピカルにて夕食

2日目:旭山動物園(旭川市)、とみたメロンハウス(中富良野町)、ファーム富田(中富良野町)散策

3日目:子・富良野小学校富良野聖園幼稚園へ、親・滞在施設にてワーク。夫・CURRY&BAR JAM、妻・富良野まちなか食堂でランチ。入居手続き、ゴミ分別等の説明、体験入学手続き、フラノマルシェにて買い物

4日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ。親・コンシェルジュフラノにてワーク、カンパーナ六花亭でランチ

5日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・滞在先にてワーク、市場食堂にてランチ

6日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・滞在施設にてワーク。富良野和食すずかけにてランチ

7日目: 朝日ヶ丘総合公園にてピクニック、モンベル南富良野店道の駅なんぷアドベンチャーパーク

8日目:へそキッズランド富良野五郎ラーメンにてランチ、アンパンマンショップふらの店富良野自然塾「植樹」体験

9日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・Café Lounge “EVELSA”にてワーク&取材対応。へそきっずランド、ふらの家本町酒場にて友人家族と夕食

10日目:スーリヤ富良野店でランチをテイクアウトして、朝日ヶ丘総合公園にてピクニック、白金青い池(美瑛町)、カンパーナ六花亭、へそキッズランド、市内ご家族と交流会(濱焼北海道魚萬 富良野店

11日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・滞在施設にてワーク。市役所にてワークスタイル研究会ヒアリング参加。GRYOROGYORO富良野店にて友人と夕食

12日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・滞在施設にてワーク。CURRY&BAR JAMにてランチ

13日目:子・富良野小学校&富良野聖園幼稚園へ、親・滞在施設にてワーク

14日目:富良野小学校学芸会参加、カナディアンワールド(芦別市)、スタープラザ芦別散策

15日目:退去、移動

利用支援制度 富良野市ワーケーション展開費用助成金
利用ワーク施設 短期滞在住宅(アパート)

コンシェルジュフラノ

Café Lounge “EVELSA”

【食】

さすが食の宝庫と呼ばれる北海道を実感できる、野菜や旬の果物、海の幸までバラエティ豊かな食を楽しんだ2週間でした。

「北海道のへそ」とも呼ばれる富良野では、海の幸はあまり期待できないかと思っていましたが、今年はサンマが豊漁で、スーパーでは1尾100円とお手頃でした。滞在中は半分以上自炊をしましたが、新鮮で美味しい北海道の食材を使うことで、普段以上に食事を楽しむことができました。

滞在先の周辺には飲食店も多く、ランチなど気軽に外食できたのも便利でした。子どもたちはラーメンが大好きで、富良野には多くのラーメン店があるため、さまざまなお店でラーメンを堪能できたのも嬉しい体験でした。

小学校の給食では、子どもたちが毎日よつ葉牛乳を飲み、旬の野菜を使った献立が提供されていて、とても恵まれた食環境だと感じ、うらやましく思いました。

【自然】

街中から車で少し移動するだけで、景色が一変します。近隣の市町村へのアクセスも良く、旭川、南富良野、上富良野、中富良野、美瑛、芦別など、さまざまな観光スポットを訪れることができました。

9月の富良野は過ごしやすい気候で、紅葉にはまだ早い時期でしたが、色鮮やかで美しい自然を十分に楽しめます。日中は外遊びにぴったりで、休日には公園や観光農園で子どもたちが自然の中でたっぷり遊ぶことができました。

さらに、エゾリスやシカに出会えたのも嬉しい体験でした。一方で、朝晩は気温が急に下がり、滞在中には旭岳の初冠雪のニュースもあり、北海道の本気の寒さを実感しました。

【アクティビティ】

2週間の滞在中、普段と同じ生活リズムを保ちつつ、現地の子どもたちと交流したいという思いから、我が家の子どもたちは富良野市内の小学校・幼稚園に体験入学(短期入園)させていただきました。

親子ワーケーションで小学校の体験入学は富良野市で初めての取り組みとのことで、関係者の皆様には心から感謝しています。

平日は子どもたちが学校や幼稚園に通い、私たち親は仕事をするという日常をそのまま富良野で過ごすことができ、この期間全体がまるでアクティビティのような素晴らしい体験になりました。

休日には、大型遊具が充実した近隣の公園や市役所内のへそキッズランドで遊ぶなど、まるで富良野に暮らしているかのような充実した日々を送ることができました。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「植樹体験」に参加しました。

あいにく雨の中での作業となりましたが、エゾヤマザクラ・ミズナラ・イタヤカエデの3本を富良野の森に植えることができました。

ここはもともとゴルフ場だった場所で、豊かな森に戻すにはまだ多くの植樹が必要だそうです。次に訪れるとき、この木々がどのように成長しているのか、とても楽しみにしています。

【人】

小学校や幼稚園の先生方をはじめ、市内にお住まいのご家族、公園で出会った近所の方々など、想像以上に多くの人と交流することができました。

富良野の子どもたちはとても明るく、目が合うと気持ちの良い挨拶をしてくれたのがとても嬉しかったです。

我が家の子どもたちもすぐに打ち解け、毎日学校や幼稚園に通うのを楽しみにしていました。

2週間という短い期間でしたが、不安なく過ごすことができ、家族にとって充実した楽しい日々となりました。

【ワーク】

私たち夫婦はもともとリモートワークをしているため、滞在中は短期住宅やコワーキングスペース、カフェなど、気分に合わせてさまざまな場所で仕事ができました。

面談やオンライン会議の際には短期滞在先の住宅を利用し、市から大型モニターをレンタルできたことで、普段と変わらない環境で問題なく仕事を進められました。

ネット回線も安定しており、夫婦同時にオンライン会議を行っても支障がないほどの速度でしたので、リモートワーカーにとって安心できる環境だと思います。

また、ランチは気軽に外食したり、午後にカフェへ立ち寄ったり、ドライブに出かけたりと、ONとOFFをすぐに切り替えられるのもワーケーションならではの魅力です。

働く場所を自由に選べるリモートワーカーにとって、富良野は本当におすすめできる環境だと感じています。

【滞在中に感じた課題】

★旅行の延長ではなく「暮らす」ことを意識していたため、滞在中も普段通りに学校や幼稚園へ通えたのはとても嬉しい経験でした。

ただし今回は「区域外就学」ではなく「体験入学」という扱いだったため、滞在中に通学した日数が元の学校では欠席扱いになってしまったのは残念に思います。

もっとも、親子ワーケーションで「体験入学」自体が富良野市では初めての取り組みであり、ご配慮いただいたことには大変感謝しています。

今後も継続的に富良野市でワーケーションを行ったり、将来的に二拠点生活を実現するには、「体験入学」ではなく「区域外就学」として認めていただく必要があると感じています。

★我が家の子どもたちは本が大好きですが、富良野市の図書館は「1ヶ月以上の滞在者」でないと貸し出しができないため、今回は館内利用にとどまりました。

蔵書のラインナップがとても充実していただけに、この要件が少し緩和されれば、滞在中の生活の質がさらに高まると感じます。

★短期滞在住宅には2名分の基本的な備品が揃っていますが、シャンプーや洗剤、ティッシュなど民泊やホテルと比べると不足している消耗資材が多く、また、子ども連れの場合は必要なものが増えるため、追加で買い出しをする必要がありました。

集合住宅ということもあり、音への配慮が求められるため、普段戸建で生活している私たち親子にとっては、少しストレスを感じる場面もありました。次回以降の滞在先選びの際には、この辺りも考慮して選びたいと思いました。

【富良野でワーケーション!オススメです】

2週間の富良野での滞在は、本当に快適で充実した時間でした。食事や自然、学校など、すべてが期待以上で、家族全員にとって楽しい体験となりました。

出発前に「これだけは実現したい」と作った家族のビジョンボードもほぼすべて達成でき、新しい出会いや発見にも恵まれ、とても満足のいく滞在となりました。

富良野は夏や冬のハイシーズンが人気ですが、春や秋は気候が穏やかで過ごしやすく、自然の美しい彩りも楽しめるうえ、費用を抑えられるのも魅力です。季節を選んで訪れるのもおすすめです。

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