ワーケーションフラノ

EXPERIENCE
体験記事

【個人】Furano ✖️ Workation Vol.117

富良野でワーケーションした方の体験談です!

期間 2025年10月12日(日)〜2025年10月16日(木)4泊5日
滞在地(市町村) 富良野市
同行者の有無 家族(妻)
主な行程 1日目:移動

2日目:ドラマ「北の国から」ロケ地巡り、青い池(美瑛町)

3日目:「植樹」体験、富良野通運㈱及び市スマートシティ戦略室とDX関連の情報交換

4日目:コンシェルジュフラノでワーク

5日目:移動

利用支援制度 富良野市ワーケーション展開費用助成金
利用ワーク施設 コンシェルジュフラノ

【食】

富良野滞在では、「くまげら」の和食やフラノマルシェ2併設の「まちなか食堂」で富良野オムカレー、「忍火」の地元産牛肉の焼肉など、さまざまなグルメを堪能した。

特に「忍火」でのランチ「道産牛セット」は期待以上に美味しく、食べ歩きの楽しさが、富良野に再訪したいと思える大きな魅力となった。

【自然】

今回写真は撮らなかったが、富良野といえば十勝岳連峰が有名で、その雄大な景観はやはり圧巻だった。

宿泊したホテル「ラビスタ富良野ヒルズ」からは、秋の富良野スキー場が一望でき、冬に何度も訪れた思い出の場所が、雪のない姿で広がる様子はとても印象的だった。

【アクティビティ】

今回の富良野観光では、ドラマ「北の国から」のロケ地巡りを楽しんだ。

倉本聰先生が描いた世界観や、五郎の家はとても素晴らしく、心に残るものだった。

ドラマの最初に登場した木造の家から「拾ってきた家」まで、それぞれの建物を見学しながら約2時間の散策。ドラマをリアルタイムで見ていた世代として、懐かしさとともに当時の情景がよみがえった。

自然と共に生きるという、この作品のテーマが見事に形になっており、深く感銘を受けた。ただ、自分に同じような暮らしができるかと考えると、正直なところ迷いも残った。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「植樹」体験に参加しました。

植樹場所は、富良野プリンスホテルの閉鎖されたゴルフコース跡地で、富良野の豊かな自然環境を活用した活動である。

夫婦でエゾヤマザクラを植樹し、滞在中に排出したCO₂を吸収することで「ゼロカーボントラベラー」として認定を受けた。

植樹場所までスキー場近くの林を散策し、木々の香りに包まれた心地よい時間を過ごすことができ、富良野の自然をより身近に感じられた。

観光の合間にこうした環境に触れる機会があるのは、とてもいい体験だった。

【人】

富良野通運㈱

今回、富良野通運㈱を訪問し、代表の方と中小企業家同友会およびDX導入に関する情報交換を行った。

同友会においては、北海道と東京では組織率に約10倍の差があるとのことで、参加呼びかけのや地域での取り組みについて実例を伺い、大変参考になった。

また、富良野通運㈱ではDXをほぼ内製化しており、そのノウハウについても具体的な話を聞くことができた。特に、内製化を進めるうえでキーマンとなる人材の存在が、大きな強みであると実感した。

富良野市スマートシティ戦略室

富良野市スマートシティ戦略室を訪問し、ノーコードツールを活用したDXの内製化について話を伺った。現場の職員からは強い意欲が感じられ、限られたリソースの中で主体的に取り組んでいる様子が印象的だった。

また、地域にはIT企業がほとんど存在しないこともあり、私の想像の範疇ではあるが、それぞれの部門が独自に工夫しながら内製化を進めているのかもしれないと感じた。

さらに、市長自身のDX活用への意識が高く、トップがIT活用に明確な姿勢を示していることが、こうした取り組みの推進力になっていると感じた。非常に学びの多い訪問となった。

【ワーク】

コンシェルジュフラノで仕事を行った。広々として気持ちのよい空間ではあったが、近くでミーティング中と思われるグループがディスカッションしていたため、集中しづらい時間もあった。

【滞在中に感じた課題】

今回の富良野滞在では、仕事面と余暇面の双方でいくつかの課題を感じた。

≪仕事面≫

コンシェルジュフラノを利用して業務を行ったが、無料で利用できる点は非常にありがたいものの、周囲の話し声などにより集中できない時間もあった。

さらに、長時間の作業では椅子の硬さが気になるなど、快適性の面でも改善の余地を感じた。しっかり仕事をするには、有料でももう少し環境が整ったワークスペースがあると良いと感じた。

一方で、富良野通運㈱の地元企業や市スマートシティ戦略室と情報交換できたことは大きな成果であり、ビジネス面での接点を広げられた点は非常に良かった。

≪余暇面≫

「北の国から」のロケ地巡りやNPO法人富良野自然塾での植樹体験など、印象に残る体験があった。

しかし、観光スポットはいくつかあるものの、長期滞在を前提とすると時期的にアクティビティの数がやや限られており、過ごし方の選択肢が少ないと感じた。

地元の食や自然はとても魅力的だったため、もう少し余暇を充実させる仕組みがあると、より滞在価値が高まるだろう。

このように、仕事環境の質と余暇の選択肢の両面において改善の余地があると感じた一方で、地域との交流や自然体験など、富良野ならではの魅力を強く感じる滞在となった。

【富良野でワーケーション!オススメです】

今回の富良野でのワーケーションは、仕事と余暇の両面から多くの気づきと魅力を得られる滞在となった。

地元の食や景観も素晴らしく、リフレッシュの時間をしっかり取ることができたのも大きなポイントだ。

観光スポットやアクティビティはコンパクトにまとまっており、短期・中期の滞在にはちょうど良い規模感だと感じた。長期滞在を検討する場合は、仕事環境の選択肢や通年楽しめるアクティビティの幅がもう少し広がると、さらに魅力が増すだろう。

総じて、富良野は「働く」と「楽しむ」のバランスが取りやすい、自然豊かな滞在地である。地域の人々も温かく、企業との接点を持ちやすい点も大きな魅力だ。
ワーケーションを検討している方には、富良野はとてもおすすめできる場所だと感じた。

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