ワーケーションフラノ

EXPERIENCE
体験記事

Furano ✖️ Workation Vol.92

富良野でワーケーションした方の体験談です!

期間 2024年10月10日(木)〜2024年10月14日(月)4泊5日
滞在地(市町村) 富良野市
同行者の有無 会社の同僚
主な行程 1日目:旭川空港→中富良野町「まちなかオフィス」でワーク

2日目:午前中はホテルでワーク、午後は富良野自然塾で「植樹」体験

3日目:富良野市内観光

4日目:美瑛町内観光

5日目:富良野市から札幌市へ移動

利用支援制度 富良野市ワーケーション展開費用助成金
利用ワーク施設 ラビスタ富良野ヒルズ、中富良野町「まちなかオフィス」

【食】

富良野市のご当地グルメである「富良野オムカレー」を堪能しました。富良野オムカレーは、地元の新鮮な食材を使用したオムライスに、特製のカレーソースをかけた一皿で、地元ならではの味わいが楽しめます。今回は、てっぱん・お好み焼「まさ屋」でいただきました。鉄板で作られるオムライスは、ふわっとした仕上がりで、見た目からも楽しめました。テーブル席に座ってしまったのが少し残念で、次回はカウンター席で調理の臨場感をもっと楽しみたいと思います。スタッフの方も親切で、提供時には写真を撮ってくれたり、帰り際に「美味しかったですか?」と気軽に声をかけてくれたりし、温かい接客に心が和みました。冬季には外国人観光客で賑わうという話も聞き、富良野の魅力を改めて感じました。

富良野とは関係がないですが、私は、六花亭のポテトチップスも大好物で、今回は新千歳空港で箱買いをしてしまいました。ぜひお土産としてもオススメです(旭川空港には残念ながらありませんでした)。

【自然】

最初はレンタカーで市内を巡ろうと思っていたのですが、晴天に恵まれたため、駅前の「長江陶器店」でレンタサイクルを借りることにしました。長江陶器店の店員さんは、とても愛嬌のあるご婦人で、観光スポットの相談や道案内まで親切に対応してくれました。外国人観光客にも翻訳ソフトを駆使して丁寧に応対している姿に感銘を受けました。

レンタサイクルを使って向かった先は「富良野ロープウェイ」。駅前から約30分の距離で、途中には緩やかな上り坂が続くのが少しきつかったですが、心地よい秋の風を感じながらのサイクリングは爽快でした。ロープウェイ周辺は、まだ紅葉には早いものの、徐々に色づき始めていて、自然の美しさが楽しめました。

ロープウェイのすぐそばにある「ニングルテラス」にも立ち寄り、幻想的な森の中に広がる手作りの工房群を楽しみました。ニングルテラスは、富良野の森にひっそりと佇む小さなログハウスの店舗が集まるスポットで、まるで童話の世界に迷い込んだかのようです。特に「風の家」では、手作りの風車やミニチュア飛行機が並び、職人技が光る作品に魅了されました。店主の方が開発秘話を熱心に話してくれ、ついつい長居してしまいました。

【アクティビティ】

「富良野チーズ工房」でマスカルポーネチーズ作り体験をしました。約1時間の体験で、牛乳がチーズに変わる過程を間近で見られ、その手作り感に感動しました。作業はシンプルに鍋の中で牛乳をかき混ぜるだけですが、じっくりと作り上げていく時間がとても充実しており、手を動かしながら「自分で作る」という喜びを感じました。

また、富良野チーズ工房では試食も楽しめ、普段食べているチーズとは一味違う上品な味わいに感動しました。個人的には、特にメゾン・ドゥ・ピエールが好みでした。ピッツア工房も併設されており、次回は是非こちらでも食事を楽しみたいと思います。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「植樹体験」に参加しました。

昨年はハルニレを植えましたが、今回はコクワの苗を植えました。コクワは熊が好んで食べる実をつけるそうです。雪虫が大量に飛び交う中での作業は大変でしたが、これもこの地ならではの風景だと思います。スコップを使う作業は体力を使いましたが、心地よい疲労感があり、運動不足の私にはいい刺激になりました。植樹後は森に囲まれたフィールドでホットコーヒーをいただき、リラックスする時間も持てました。また、担当の方から自生するキノコ、キツツキの痕跡などについても興味深く教えていただき、自然の奥深さに感動しました。途中、どんぐり林を通ったのですが、自然塾でどんぐりを植えたわけではなく、リスがあとで食べるために埋めた実がそのまま成長したのだとか。リスの忘れっぽさにも思わず笑ってしまいました。

                NPO法人 富良野自然塾のフィールドで「植樹」体験

【人】

昨年訪れてすっかりファンになった歌謡スナック「歌どろぼう」を今回も訪問しました。ママさんは本当に素敵な方で、笑顔と気さくなトークが絶妙です。

さらに、カウンター隣席にいた「ふらのワイン」の富良野市ぶどう果樹研究所長の川上さんとも出逢うことができました。ママさんとは同級生とのことですが、「ふらのワイン」の話題で大いに盛り上がりました。私自身も「ふらのワイン」の大ファンで、特に「バッカス」のすっきりとした飲み口が好きです。まだ訪れていない「ふらのワインハウス」も次回是非行ってみたいと思います。

富良野の人々は皆、温かく親しみやすく、地元愛にあふれていると感じます。お店や観光地、宿泊先のどこへ行っても、笑顔で迎えてくれ、親身になって話を聞いてくれる姿勢が印象的でした。地元の自然や文化、食べ物について熱心に語ってくれる方も多く、地域の魅力を共有しようという思いがひしひしと伝わってきます。

【ワーク】

仕事は主にホテルの部屋で行いました。ホテルにはWi-Fiが完備されているものの、時折回線が遅くなることがあったため、スマートフォンのテザリングを使いました。

また、オンライン会議の際には中富良野町にある「まちなかオフィス」を利用しました。夕方だったためか、利用者は私たちだけで、静かで快適な作業環境でした。「まちなかオフィス」は清潔で個室もあり、設備も整っていますが、富良野市からは公共交通機関が少なく、車がないと少し不便に感じました。

ちなみに、「まちなかオフィス」の近くにある「シェーブル」というイタリアンレストランも非常に美味しかったので、利用の際には是非立ち寄ってみてください。

【滞在中に感じた課題】

滞在中のWork(仕事)面の課題

ホテルのWi-Fiが時々低速になることがあり、安定したネット環境が必要な場面ではテザリングを使わざるを得ませんでした。また、「まちなかオフィス」の利用が便利で快適でしたが、公共交通機関でのアクセスが限られているため、車がないと移動に不便を感じることがありました。

Vacation(余暇)面の課題

自然豊かな富良野でのアクティビティは充実していましたが、一部の観光地や観光施設は予め計画しておかないと時間が足りないと感じることがありました。事前にしっかりとプランを練ることが、より楽しい滞在につながると思います。

【富良野でワーケーション!オススメです】

今回の富良野でのワーケーションは、心身ともに大きな充実感を得られる時間になりました。美しい自然に囲まれ、仕事の合間に地元のチーズ作り体験や紅葉の山々を散策することで、普段の生活では味わえないリフレッシュ感を感じることができました。

ホテルのWi-Fiが少し不安定な場面もありましたが、スマホのテザリングで無事に対応。会議や集中作業には「まちなかオフィス」を利用し、快適に仕事をこなせました。

また、地元の温かい人々との出会いやご当地グルメの富良野オムカレーなど、余暇の時間も大満足。ワーケーションを通じて新しい発見や出会いがあり、活力を取り戻す最高の体験となりました。

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