富良野でワーケーションした方の体験談です！

【食】

とにかく富良野は食事が美味しい。滞在期間が限られているので、食事はとにかく悩みます。個人的にはホテルや客室内で食事をとらず、市街地へ繰り出して地元の名店を訪れたいところです。 厳冬期のスキーアクティビティで全身を酷使し、体全体が冷え切った後の「鳥せい」は格別。毎シーズン、富良野に訪れては、美味しい炭火焼・焼き鳥を、リーズナブルな値段で、お腹いっぱい食べるときは至福です。 富良野駅の近くにある「千成」もまた、地元の方や観光客でごった返す名店。このお値段で！と驚く「ラムしゃぶ」を食べずには帰れません。

【自然】

仕事に区切りがついたところで富良野スキー場をゴンドラで登ると、山々に囲まれた真っ白な平野、真ん中に密集した市街地を一望出来、（あぁ、今年も富良野に帰ってきたんだな）と安堵します。

雄大な北海道の地ではないとこの開放感・パノラマ感は味わえないし、そこが去年泊まったホテルだ！あそこに旭岳が見えるぞ！といったパズルのように思い出を組み合わせるのもとても良い。

富良野は、街中と自然の境界が曖昧で、とても素敵な時間と空気が流れていると実感します。

【アクティビティ】

私はスキー・スノーボードを趣味にしています。本州や北海道の様々なスキー場を訪れていますが、総合得点が一番高く、皆さんにオススメしたいのが富良野スキー場です。

旭川空港から近く、街中からも近く、手軽なアクセスはもとより、ゲレンデの広大さ、難易度、満足感、降雪があった翌日のパウダースノーなど、他の場所には無い素晴らしさに溢れています。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾のゼロカーボントラベラー「ウッドバーニング」（オリジナル防草プレート製作）に参加しました。今回のワーケーションにおいて、非常に有意義に感じたのがこの体験プログラムです。

ワーケーションとして富良野へ訪れ、観光等も楽しみましたが、その裏側で排出されるCO2排出量になかなか直面することは少ないです。今回の「ウッドバーニング」では、将来を通じてこの経験を繋いでいくこと、そんなメッセージを込めながら体験に望みました。

今回は厳冬期のため「植林」は叶いませんでしたが、私の誕生日に製作したオリジナル防草プレートの「植林」をお願いしました。写真で見るのを楽しみにしています。

【人】

今回のワーケーション体験を通じて、本当に多くの人とお話し、交流する機会を得ることが出来ました。

改めて感じた点は、富良野を支えているのは他ならぬ地元の人たちであり、移住者でもあり、富良野ファンであり、それぞれが組み合わさっているということです。

富良野はネームバリューが先行する観光地でもありますが、それ以上に魅力を感じたのは、街の活力を支える地元の「人」であります。今回のワーケーション実証を通じて多くの人と交流し、想いや考え、課題感を直接聞けたのは、とても良い体験でした。

【ワーク】

今回、リモートワーク拠点として、宿泊にも利用したHOSTEL TOMARの併設カフェ、EVELSAを利用しました。EVELSAには宿泊者専用のスペースが別に設けられており、Wi-Fiとコンセントも利用可能であることから、長時間のリモートワークには十分でした。

さらに、富良野市からモバイルバッテリーとモニターを貸与頂いたので、作業効率を落とすことなく業務が継続できた点はとても感謝しています。

今回は利用しませんでしたが、富良野市複合庁舎の1階にもフリースペースがあり、気分転換には良さそうでした。また、有償で会議室などレンタルスペースもありますので、複数人でのワーク環境なども困らないでしょう。

【滞在中に感じた課題】

Work（仕事）について
基本的にオープンスペースでの業務となるため、高いセキュリティな環境が求められる業務や、例えばお客様とのMTGなどに対応しづらいです。例えば旭川空港にある個室ワークブースなどドロップインスペースが拡充されれば、より多くの業務要望に対応できると思います。

Vacation（余暇）について
富良野市に在住の方でコンタクト可能な連絡先データベースをワーケーション滞在者に開放されると嬉しいです。例えばスノーボードを趣味にしている方に、富良野でどこに行けば会えるか、こちらから能動的にコンタクトが取れるようになると、よりネットワークが加速するのではないかと思いました。

【富良野でワーケーション！オススメです】

富良野でのワーケーション実証は初めてでしたが、スキー・スノーボードと仕事を組み合わせることが出来て、とても満足しています。今回は1週間という限られた期間でしたので、宿泊施設としてTOMARを選択し、良い選択だったと思います。

来年度も雪が降るシーズンに是非伺いたいのですが、その際は1ヶ月程度、もう少しまとまった期間にマンスリープランで滞在したいと思っています。そこでもまた新たな知見を貯め、発信できればと思います！