ワーケーションフラノ

EXPERIENCE
体験記事

Furano ✖️ Workation Vol.99

富良野でワーケーションした方の体験談です!

期間 2025年1月15日(水)〜2025年2月14日(金)30泊31日
滞在地(市町村) 富良野市
同行者の有無 一人
主な行程 平日はワーク、休日は富良野スキー場でスノーボードを楽しみました。平日においてもスキマ時間があればスキー場へ向いリフレッシュ。メリハリをつけて業務に取り組むことができました。また、富良野市内での様々なイベントや懇親会に参加しました。

・1/15 富良野自然塾でゼロカーボントラベラー「ウッドバーニング体験、市環境課からゴミの分別・排出説明、市内在住者との交流会

・1/17 市内在住者との交流会

・1/18 ワーケーション関係者及び前職同僚とディナー

・1/19 前職同僚とディナー

・1/20 市内在住者との交流会

・1/24 Furano BETA大学主催 書初めand交流会

・1/25 北海道在住者とのディナー

・1/26 ゲストハウスFurano SHEDs視察、前職同僚とディナー

・1/30 市内在住者との交流会

・1/31 スキー場で出会った海外スキーヤーとディナー

・2/1  Furano Bonchi Powder フェスティバルに参加

・2/6  市長への表敬訪問、交流会へ参加

・2/7-2/8 ワーケーション実施者とディナー

・2/9-2/10 前職同僚とディナー

・2/11 FuraIT(富良野のITコミュニティーイベント)に参加

・2/12 街中ビールパーティへの参加

利用支援制度 富良野市ワーケーション展開費用助成金
利用ワーク施設 Café Lounge “EVELSA”(カフェラウンジ エベルサ)富良野市複合庁舎内のフリースペース短期滞在住宅(アパート)

【食】

今回のワーケーション期間中は富良野市内の短期滞在住宅(アパート)に1ヵ月間滞在しました。アパートには炊飯器や食器など、生活必需品一式が揃っていたため、近くのスーパーへ食料品や消耗品を買い出し、自炊をメインに過ごしました。富良野市は店舗などが市街地にコンパクトにまとまっており、アパートから徒歩圏で買い物には困りませんでした。

市街地へ繰り出すなら地元の人がお勧めする名店に訪れたいところです。厳冬期のスキーアクティビティで全身を酷使した後の「鳥せい」は毎年変わらずに味わうことができ、炭火焼・唐揚げを、リーズナブルな値段でお腹いっぱい頂きました。

そば処「小玉家」は品数も多く、ボリュームも満点、店舗も広く、文句なしにオススメしたいです。

街中のすずらん通りに佇む「みよしの」で頂く鴨鍋も、熱々で旨みがすごい。冬の寒いシーズンには格別です。(現在は休日のみの営業です。ご注意ください)

【自然】

富良野の自然は、雄大かつ広大で、四季折々の厳しさの中に優しい大自然がイメージされます。

今回、富良野市における生活の中で、一番印象深かった点は、自然環境とも関連性のあるゴミの分別・排出ルールでした。

富良野市におけるゴミ排出の基本ルールは、指定ゴミ袋の種類が豊富であり、ゴミステーションの維持管理は住民の協力のもと町内会で行われている点です。

市環境課職員より説明を受けた際の第一印象は「めんどくさいな・・・」と思ったのが正直な気持ちでした。

一方でゴミ分別・排出の背景にある想い、例えば

・生ゴミは袋ごとコンポストに投下し、堆肥として再利用。

・固形燃料ゴミはRDFとして焼却時のエネルギーを温浴施設に再利用。

など、地球温暖化などの環境問題に対して、市や住民が意識を高め、可能な限りゴミを無駄にせず、資源リサイクルの取組を行っている点に共感しました。

1か月間、日々のゴミ分別・排出を通して、富良野市における資源リサイクル・環境を意識した生活を実体験しました。

【アクティビティ】

冬の富良野市に滞在する目当ては、富良野スキー場でスノーアクティビティという方も多いでしょう。

近年よく聞く「最高のパウダースノー」

この言葉が本当に当てはまるスキー場はそう多くありません。富良野市では「bonchi powder」として、ブランディングとプロモーションが行われており、極寒の厳しい気候と地形が織りなすパウダースノー体験を前面に押し出しています。

富良野スキー場は、非圧雪のパウダーも最高ですし、締まった圧雪は「あれ⁉上達した?」と勘違いさせるほど、素晴らしい雪質です。一度味わってしまうと、他のスキー場ではなかなか味わえない感動がここにはあります。

【ゼロカーボン】

NPO法人富良野自然塾が企画するゼロカーボントラベラーの「ウッドバーニング体験」に参加しました。

今回のプログラムでは改めて、地球環境という閉鎖された空間において、生命活動を営んでいくために必要な諸要素と流れを学び、そして「帰ってきたぞ、富良野」と書きつけた防草プレートを作成しました。改めて富良野の森に歓迎してもらえた気がします。

【人】

今回の滞在は1ヶ月間に渡ることもあり、とにかく市民をはじめ、多くの方と出会うことを一つの目標にしました。

富良野市に在住・在職している方、ワーケーション実施中の方、スキー場のゴンドラ・リフトで一緒になったインバウンドのスキーヤー・スノーボーダー、バス停やホテルで路頭に迷うインバウンドなど、数えられません。

FuraITという富良野のITコミュニティなど、自分で探したイベントもありますし、市シティプロモーション推進課より紹介いただいたイベントにも参加しました。

「富良野」という共通のキーワードで繋がった方々は、各人が非常に魅力的であり、様々な側面や感性が混ざり合い、それがシナジー効果となって、富良野市の魅力度向上の一助になっている印象です。

そしてお会いした方々一同、いつもウェルカムで、バス停や街中、スキー場やイベントでお会いすると、いつも声かけしてくれるのが印象的であり、Inclusiveを非常に強く感じた瞬間です。

【ワーク】

今シーズン、私が借りた短期滞在住宅(アパート)は、市役所近くに位置し、街中にも歩いて行けるし、スキー場へはバスで数分と好立地でした。

さらに、家具・家電、食器類などの生活必需品が揃ったアパートだったので、ほぼ自宅と遜色ないワーク環境で生活することができました。

特に、観光繁忙期(冬季とラベンダーシーズン)は、ホテルなどの宿泊施設は高騰、さらに予約が取れない状況です。そのため、観光繁忙期のワーケーションを検討する際は、短期滞在住宅(アパート)も人気があるようなので、早めの計画、相談をお勧めします。

【滞在中に感じた課題】

■仕事面

今回は富良野市内で短期滞在住宅(アパート)を借りたため、ほぼ自宅と同等のセキュリティレベルが保てました。ただし、ドミトリールームや遮音性の低いホテルの宿泊ですと、オンラインMTGなどで業務継続の難しさを感じるでしょう。

特に近年はオフィス回帰の流れ、およびセキュリティ強化の観点から、安全なリモートワークの実施は必要不可欠です。

フルクローズの個室ワークブースなどのスペースが拡充されれば、地方テレワーク・ワーケーションをされる方々の要望に対応できると思います。

■余暇面

改めてITの活用度合い、特にキャッシュレス分野に難しさを感じました。富良野市の生活では電話での予約・相談や現金支払いの用意が必須です。

ただし、闇雲にハードインフラに行政予算や補助金を割けば良いというわけではないと思います。市として今後ITインフラやスマートシティのビジョンやデザイン描き、住民や観光客にとって真の利便性向上に繋がるデジタル社会を体験をしてもらうことが必要と考えます。

【富良野でワーケーション!オススメです】

今回、ほぼ二拠点生活に近い体験をできたことは、非常に稀有な機会でしたし、とても素晴らしい滞在プログラムでした。

特に、市のシティプロモーション推進課、地域おこし協力隊の皆様から多くのサポートをいただきました。多くの繋がりを創出したいとお願いしたところ、孤独に陥ることなく様々なリレーションのきっかけをもらえたのは、非常に独特で他の地域には無い魅力だと思います。

是非、富良野市にまた帰ってきて、そして「ただいま!」と言いたいです。

以下、個人サイト「私をふらのに連れてって。富良野ワーケーション」noteも是非ご覧ください。

前編(生活編)

後編(オンとオフ編)

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